「コーチをつける社長たち」 NHKクローズアップ現代
先日、NHKの「クローズアップ現代」で、エグゼクティブコーチの活動を取り上げていました。コーチは、戦略や実務的な指導をするコンサルタントと違い、経営者としての軸や価値観など人間的な側面をサポートします。
人は誰しも、自分の姿を見ることはできません。自分が相手の目にどのように映っているのか、それも相手に聞いてみなければ知ることはできません。
自分が思っている自分と、相手に見えている自分のギャップを受け止め、真摯に見つめ直すという作業は、非常に苦しく受け入れ難いですが、それを乗り越えて初めてリーダーとして社員を束ねていけるのではないかと思います。
また、後継者に社長の座を譲るときも、賢いやり方、正しいやり方はコンサルタントが教えてくれるでしょう。しかし、それ以前に、自分の人生のすべてをかけてきた社長業を手放すということは、1人の人間として、劇的な変化を余儀なくされるということです。今手の中にある名誉や権力、お金などを、自分から手放して、後継者へ譲っていかなければならないのです。世間の注目を浴びていた自分が、これからは過去の人となるのです。その心の葛藤はいかばかりか、容易に想像することができます。
会社人生に終止符を打つ。
役員の立場から、今度はトップとして全責任を負う。
事業が大きく変化する。
そのような場面で、冷静に客観的に判断を下すために、コーチは必ず役に立ちます。次にまた大きな決断を下す時が来ても、自分で感情をコントロールし、未来を見据えた高い視点で物事を考え、判断できるようになります。
多くの経営者の方が、コーチと共に会社の未来を、また自分自身の未来を考える日が来るといいなと思います。
平野 未花
「コーチをつける社長たち」 NHKクローズアップ現代
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=3099
最終更新 (2011年 9月 30日(金曜日) 14:53)
